プティ・ルー・デュ・ジャズ とは、、、
最初は音楽好きな家族の集まりでした。そこには子どもたちもやって来て、大人と一緒に楽器や歌の練習を楽しんでいました。
1984年夏、オリヴィエ・カイヤールはジャズボーカルのアトリエを開き、そこで ”自分たちで歌詞を作って歌う” という試みに挑戦します。アイデアと言葉はあっという間に溢れ出て、寄せ集まったフレーズやリフレーンが少しずつ形になりリズムにのって、できあがった歌詞とジャズの音楽の間に絶妙な絡みが生まれました。「今日はここまで、続きはまた明日・・・」オリジナルのテキストを歌う日々は延々と続き、曲のレパートリーはジャズだけにとどまらず充実していきました。
8年後 ー 1992年初のアルバムを発表。その活動はより多くの人々を巻き込んで大きなうねりを生み、今日では芸術学校や講習会、ジャズフェスティバ ル等の関連事業の中にも多いに取り入れられ、 彼らの人間的な芸術性は高い評価を呼び起こしています。様々な場所で活躍しながら、またオリヴィエの実践する手法が幅広く受け入れられるようになったことはほんとうに喜ばしいことです。
1998年にリリースされた”プティ・ルー・デュ・ジャズ”第三作目となる本アルバムは、ジャズをはじめ、カリブ、ジャズファンク、カノン、それにブラッサンス、ルマルク、デスノスなど懐かしのシャンソンまで集めた盛りだくさんな内容。トップクラスのジャズミュージシャンによる演奏にのせて陽気で大らかな歌声を響かせるのは8歳から14歳まで総勢19名のプティ・ルーたち。この喜びに溢れた子どもたちの歌声こそが、彩り豊かな本作品の大きな魅力のひとつであることは間違いありません!
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